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2006/06/26//Mon * 18:39
●○ピエロで行こう

ピエロで行こう ピエロで行こう
中園 直樹 (2004/02)
文芸社

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やけに描写が行き届いているな、多面性どころか1人の人物として出来上がっている、
この緻密さはナゼだろう、と思っていると、やはり他でもない作者自身がこの物語の主人公だったようだ。

物語りも経験が元になっているようだ。
そのためなのか、主人公に主人公らしからぬ行為をとらせることもない。
とにかく全てが如実に描かれている。
それは、作者自身がよく主人公を理解しているからだ。
他の登場人物にもモデルが居るとのことだけあって、
人間像がしっかりしている。
男の子は皆“○○君”という漢字二文字の変わりばえ無い表記だが、
しっかり性格の違いが提示されていてゴッチャになることもない。

作者が「主人公はこういう人間」というのを建前でなくしっかり内面からつくりあげ、
(つくった、と言っていいのかどうかは判らないが)
把握しているからこそ
わたしたち読者もその言動のすべてにリアリティが感じられる。
むろん、主人公に限ったことではない。

物語の中で主人公が主張している通り、
この本には明確なテーマがあり、「何が言いたいか」がはっきりしている。
芸術的な技巧こそないが、最もストレートな表現だと思う。
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