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2006/06/26//Mon * 18:26
●○13ヵ月と13週と13日と満月の夜

13ヵ月と13週と13日と満月の夜 13ヵ月と13週と13日と満月の夜
アレックス シアラー (2003/05)
求龍堂

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去年読んだ『チョコレート・アンダーグラウンド』に次いで、この著者の作品を読むのはこれで2作目だ。
「この著者の作品はわたし好み」だという確信をもたらしてくれた2作目である。
また訳者もすばらしいのだろう。原作がどうなのかは知らないが、この訳書はとても読みやすい仕上がりになっている。
難しい漢字も、言い回しも使われていない。それは『チョコレート・アンダーグラウンド』でもそうだった。
だからあんなに分厚くても、疲れを知らずにスラスラ読めてしまう。それだけでなく、続きが気になって仕方ない。

この作品は、12歳の少女が主人公の物語である。硬い言い回しがないのも、そのせいだろう。
少女の目線から、すべては物語られているのだ。かといって幼稚でもなければ、ただ無邪気なばかりでもない。
この話は、そう――ひとつの冒険だ。冒険は、いくつになってもわくわくするだろう。
だって、自分の知らない世界に足を踏み入れることなのだから。
この本を読み終えることは、ひとつのすてきな冒険を終えることと等しい。
読み終えたあとに残るのは、ただただ満足感、そして爽快だ。
12歳の少女といっしょに、すべての読者は冒険をしていたのだから。
それから、読み終えてしばらくしてから――すぐではなくて、2,3日たってから、
じんわりと別の気持ちも生まれてきた。それは、もっと大きな、すこしせつない心。
子供時代を、なつかしく、いとおしく思う気持ち。
時は二度とは返ってこないということ。本のなかにもあった。
…「たとえ全財産を盗まれたって、取りもどすことができるかもしれないし、もっとたくさん貯めることができるかもしれない。
だけど、時間を盗まれたら、もうどうしようもない。時間は過ぎ去ってゆくもの」…
12歳の子が言うには大人びたせりふのようだけれど、それは“時間を盗まれた”、カーリーだから言えること。
“えっ、時間を盗まれるって??”と不思議に思った人はゼヒ読んでみてね。

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