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2006/05/31//Wed * 01:23
●○ベルリンフィルと子どもたち

ベルリン・フィルと子どもたち スタンダード・エディション ベルリン・フィルと子どもたち スタンダード・エディション
ドキュメンタリー映画 (2005/09/22)
レントラックジャパン

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ここまで純粋なドキュメンタリー映画って、初めて観たかも。
実際にあったことが、映画になるんだ・・っていう新しい感動を覚えた。
内容もすばらしかった。
表向きのテーマは“オーケストラと創作ダンスのコラボレーション”だったけれども、
大きな裏のテーマはやっぱり“子供たち”だったと思う。
“現代の子供たち”をとても的確に捉えていたし、
それを大げさに悪く言うことも、良く言うこともなく、しっかりと映し出していた。
ウソのない映画だと感じた。

実際に“現状”を強く突きつけられたようで思わずイヤになった場面もあった。
「これがいまの子供たちか」って。もちろん皆じゃないし、一概には言えないけれども。
だけれどこの映画に出てきたような子供たちって、今増えていると私は感じる。
友だちと一緒じゃないと行動できない、
指示を出されたことでも周りのみんなが始めだしてからじゃなきゃ自分も始められない。
笑われるのがこわくて真面目にできない。
自分がバカに見えるんじゃないかという不安。
真面目にやってる子をバカにしたり茶化すことで作る仲間意識。
そういうものに囲まれて生きている子たちって、意外と多いんじゃないかな。
現に大学でそういう子に出会うこともある。
「手をまっすぐ前に伸ばして」って言われているだけなのに、できない子がいる。
できないっていうより、しようとしない。
「手を伸ばして」って言われて、周りの子がはじめるまで待ってる。
し始めてもなんとなくヒジを曲げたままだったり、
女の子だとそんな時にまで自分を可愛くみせたがってる子もいる。
この間「ずいずいずっころばし」みたいな遊びを授業でやったんだけど、
真剣にやりたがらない子は多いね。
きっと、そういう遊びを真剣にやってる自分がカッコ悪いとでも思っているんじゃないかなぁ。

…そんなことを、映画観ながらついつい思い出しちゃってた。
けど、そういうのって日本人の特性かと思っていたら、これはドイツ映画でしょ。
何もこの国に限ったことじゃないんだなぁって、妙に納得した。
正直「いいかげん真面目にやればっ!」ってスクリーンに向かって叫びだしたくなったことも多々あった。
それだけに少数派が多数派を引っ張っていった後半や、
皆が真剣になり始めたラストあたりは見応えがあった。

ダンスの講師が発した言葉は、一言一言がどれも魅力的だった。
それらは、どれも真剣に生徒たちと向き合った上での言葉だった。
だからこそ心に突き刺さるようなものもあった。
そしてその言葉の数々を、つねに自分にも向けられているものとして私は聞いていた。
踊りに関わることで実感も生まれやすかったし、映画を観ている間じゅう、
自分も一緒に彼のワークショップを受けている気分だった。
とくに、学校の先生から「あなたが芸術家として言いたいことは分かるわ」と言われて、
「僕は芸術家としてではなく教育者として言っているんだ。むしろ教育に興味があるんだ」
という様なことを彼が言っていたけれども、その言葉には強く惹かれた。

身体を使った教育は、必要だと私も切に思う。
試合とか、勝ち負けとか、運動神経とかが関わってくる今の“体育”とはまったく別の。
それが、ダンスであって私はいいと思う。
あらゆる面で役立つ“教育”にそれはなりうると確信している。

自分にとってとても有意義な映画ではあったけど、
オーケストラについてはもう少し深入りしていてもよかったかも。
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