洋書のタイトルは『What can a hippopotamus be?』
『カバくん何になれるかな?』ってとこでしょうか。
その通りカバくんはいろいろなものに挑戦するわけだけど・・
宇宙飛行士、ピアニスト、消防士、バレリーナ。
どれもあっけなく失敗してしまう。
魅力はやはり関西弁に訳されているというところだろう。
「消防士になれるやろか」「・・なれへんかったわ」
駄洒落もちりばめられていて、肩の力がフッと抜ける一冊。
何に挑戦してもダメだったカバくんだけど、
最後には報われるのかというと実はそういうパターンでもない。
結局、何も成功しないままなのだが、
カバくんが出した結論は「ま、ぼちぼちいこか」。
多くを語らず、説明し過ぎず、教訓として提示しているわけでもない。
けれど読み終わったときには「ほぉ〜っ」と深いため息をついてしまうような。
単純に楽しいし、同時にいい絵本でもある。
タイトルのつけ方と関西弁の訳がとても生きているので、
訳者にざぶとん1枚、な作品です。





